この記事では、「車載Wi-Fi」をニーズ別に紹介しています。
休日家族でお出かけの方や、仕事でクルマ移動が多い方も「車内でも快適にWi-Fi空間が作れないかな?」って考えたことが一度はあるかと思います。
え?もしかして他に方法とかあるんスか?
しかもデータ消費量が多い人向けや少ない人向けにピッタリな方法もあるんだよ
そこで今回は、全て僕自身の経験を元にした、
車載Wi-Fiはどんな方法があるの?
実際に試した究極のクルマ用Wi-Fiとは?
について詳しく解説していきますので、ドライバーの皆さんはぜひ参考にして頂ければ嬉しいです!
目次
結論:ニーズに合った車載Wi-Fiはこれ!
この後に詳しく解説していきますが、「先におすすめの車用Wi-Fiを教えて!」という方もいると思うので、先に結論から解説します。
家族みんなで使いたい人は【FUJI Wifi】

これは僕が実際に使った感想が強いです。
FUJI Wifiは、
- レンタル式のモバイルルータ―
- レンタルなので、縛りや違約金が一切ない
- データ容量のプランが豊富&安い
と3拍子揃った最近、超お気に入りのモバイルWi-Fiルーターです。
最初から長期契約であればWiMAX2+という選択肢もありますが、WiMAX2+回線は高い領域の周波数(2.5GHz帯)を使っているので、高速道路やトンネルなどが弱点なのです。
一方、FUJI Wifiはソフトバンク 4G LTEがメインなので、スマホとの領域と変わりません。

なので、車用Wi-Fiという点にフォーカスすると僕はFUJI Wifiを推奨します。
また、ソフトバンク回線を使ったプロバイダは【ネクストモバイル】という所がありますが、公式サイトの一番人気プランでも、30GB/月で3,490円です。
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FUJI Wifiであれば50GBで月3,100円で使えちゃうので、ネクストモバイルにメリットはありません。
FUJI Wifiについては、別記事にて詳しくレビューしているので更に詳しく知りたい方はそちらも合わせて参考にして頂ければなっと思います。
仕事や小容量で済む人は、【格安SIM】

ここ2~3年で一気に知名度が増した格安SIMです。
この格安SIMは色々な使い方ができ、
- 余っているスマホに挿して使えばモバイルルータ代わりになる
- SIMフリーモバイルルータ―で利用できる
- LTE対応のSIMフリードングルで利用できる
という感じで、多方面に使えます。
また、これらの利用時は格安SIMの【データSIM】を使うので、縛りや違約金は一切ないので、気軽に使えるのがポイントです。

ただし、どの格安SIM会社も小容量プラン(10GB以下)がメインで扱っていますし、10GBを超えるプランだと、モバイルWi-Fiルーターの方が安くなってしまうので注意しましょう。
また、端末の用意や格安SIMの申し込み・初期設定など全て自分で行うので、個人的には「ガジェット好きな中級者以上」が使う選択肢だと感じています。
格安SIMを使ったモバイルルーターや、ドングルは別記事でまとめてあるので気になる方はぜひ参考にしてください。


元祖車載Wi-Fi「Car Wi-Fi404HW」もあるが現在は取り扱いなし

「車載Wi-Fi」を調べるとY!mobileの「Car Wi-Fi404HW」というシガーソケットに挿すだけでWi-Fi空間が作れるという便利な物がありますが、現在は販売終了となっています。
オークションなどで機器だけを中古で購入することも可能ですが、Car Wi-Fi404HWはY!mobileの格安SIMのみしか使えません。
Y!mobile契約者であれば選択肢の1つに入ってきますが、それ以外の方はY!mobileに加入し、スマホ契約のシェアオプションとして使うといった面倒な手間と費用が生まれるので得策ではありません。
クルマでWi-Fi環境を整えるのに、どんな方法があるのか知ろう
車載Wi-Fiって正確に言うと、「デバイスを使ってクルマの中にWi-Fi空間を作る」っていうイメージかな!
クルマは家などの固定回線と違って、クルマ専用のプロバイダ契約はありませんので、以下の様なデバイスを使えば、車内でもWi-Fiが使える疑似空間のようなモノが作れます。
①モバイルWi-Fiルーター
②SIMフリータイプのモバイルルーター
③USBタイプのドングルルーター
④余ったスマホを格安SIMで使う
ただし、これらにはメリットとデメリットがあるので、1つずつ確認していきましょう。
クルマ用Wi-Fiとして活用その① モバイルWi-Fiルーター

一般的にモバイルルーターとは、
- WiMAX2+
- ポケットWi-Fi
- モバイルWi-Fiルーター
など呼び方は色々ありますが、どれも意味合いは同じです。
メリットデメリットは以下の通りです。
・無制限や大容量プランがある
・電源を入れるだけで簡単に繋がる
・場所を選ばないのでクルマ以外でも使える
・プロバイダ契約だと2年~3年の縛りがある
・契約期間内に解約すると違約金がある
・WiMAX2+回線は高速やトンネルに弱い傾向がある
家族みんなで使うには大容量は必須
車載Wi-Fiの主な使い道は、移動での暇つぶしといった「動画視聴」「任天堂switchなどのゲーム機」は必然的にデータ使用量が増えます。
なので、家族みんなで使うのが目的であればWiMAX2+や大容量プランがあるモバイルルーターがオススメです。
使い勝手も簡単で誰でも使える
基本的にモバイルWi-Fiルーターは届いたその日に端末の電源を入れて、対象機器に「ネットワークキー(暗証番号)」を入れるだけで簡単に使えるので、機械に弱い方にもオススメです。

しかも、一度記憶させてしまえば、モバイルWi-Fiルーターの電源が入っている間は自動接続になるので、手間もありません。
プロバイダ経由での契約は必ずスマホの様な「縛り期間」が発生する
モバイルWi-Fiルーターは機器だけ使うことはできないので、必ず発信元のプロバイタと契約して使います。

これらのプロバイダ契約は必ず2年~3年の利用期間(縛り)が設けられており、期間内の解約は違約金が発生します。
高額なキャッシュバックもあるけど、長期間の利用が確定しちゃうから契約はよく考えようね
期間に縛られたくない時は【レンタルタイプ】のモバイルWi-Fiルーターを使おう
「試しにモバイルWi-Fi使いたい!」「いつ解約するか分からないから縛られるのは嫌だ!」という方にオススメなのが、Wi-Fiルーターのレンタルタイプです。
これは僕の最近のお気に入りでもありますが、レンタルタイプならプロバイダの様に縛りも違約金も一切ありません。
最近では「FUJI Wifi」という所が知名度が出てきて、僕も愛用しており、「FUJI Wifiの評判・特徴を実機を交えて徹底的にレビュー」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください☆

料金プランも安いからオススメだよ
クルマ用Wi-Fiとして活用その② SIMフリータイプのモバイルルーター

SIMフリーモバイルルーターというのは、端末は自分で用意して、格安SIMを別途申し込み、SIMカードを挿して使うタイプです。
・SIMフリーモバイルルーターは1万前後で買える
・縛りがないので気軽に色々な通信事業社が使える
・少ないプランで十分な方は、月額1,000円以下で使える
・端末と格安SIMをそれぞれ自分で用意する
・自分で初期設定をする
・大容量の場合は割高になる
端末と格安SIMは自分で用意するのが大前提!
今では様々なSIMフリーモバイルルータ―や格安SIMが多く存在するので、選び放題というメリットはありますが、共通する部分は「全て自分で用意する」という部分です。
こういったガジェットが好きな方であれば特に問題ありませんが、「簡単に車載Wi-Fiを作りたい」だけにフォーカスするのであれば、こういった作業は面倒です。
僕はこういったガジェットが好きなので、「Aterm MP01LN」というSIMフリーのモバイルルータ―も愛用していますが、先日妻に「こーでね。」「あーでね。」と説明したら『なんかよく分かんない。』とバッサリ切られました笑
確かに、簡単な車載Wi-Fiを作りたいのを目的としているのに、
- SIMフリーモバイルルーターってなに?
- 格安SIMってなに?
- どうやって申し込むの?
- 初期設定ってどうやるの?
こういったことを調べる必要はありませんよね。
逆にこういったのが好きな方には、SIMフリーモバイルルータ―はオススメです。
レビュー記事もありますので、SIMフリーモバイルルーターが気になった方はぜひ参考にしてくださいね。
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クルマ用Wi-Fiとして活用その③ USBタイプのドングルルーター

こちらは挿し込み口がUSB式になっているドングルタイプです。シガーライターソケットにUSBが挿し込めるようにすれば車載Wi-Fiへと早変わりします。
・コンパクトなので持ち運びもしやすい
・シガーライターソケットに挿し込むだけで簡単
・ちょっとした作業をするのにWi-Fi環境を作りたいならコストは抑えられる
・評判も上々
・好きな格安SIMで使える
・バッテリーの劣化などの心配はない
・端末と格安SIMをそれぞれ自分で用意する
・自分で初期設定をする
・発熱が目立つので注意が必要
・大容量を使う方は割高になる
基本はSIMフリーモバイルルーターと同じで全て自分で用意する
「PIX-MT100」もシガーソケットに挿し込むだけでWi-Fi空間が作れるますし、ネットでの評判も上々です。
シガーライターソケットに、PIX-MT100 つけて、インターネットできる環境にした、快適#PIXMT100 #mineo
— S Shoji (@takesection) 2018年12月9日
ただし、「PIX-MT100」もSIMフリーモバイルルーターと同じで、端末の購入や格安SIMの申し込みの段階を踏まなければなりませんので、「格安SIMってなに?」という方にとってはハードルはどうしても上がってしまいます。
発熱がしやすい
これは調べても情報が少ないので何とも言えませんが、シガーソケットに繋いで30分ほどするとPIX-MT100自体が発熱を起こします。

PIX-MT100などのドングルタイプは挿すだけでWi-Fi環境が作れますし、端末自体のバッテリーの劣化といった心配はありませんが、SIMフリーモバイルルーターより更にコンパクトですが、端末自体が熱を持ちやすく発熱が気になりました。
クルマでの利用となるとやはり数時間は使うことが想定されるので、発熱はどうしても気になってしまうのが正直な感想です。
データ通信量が10GBを超えるなら格安SIMは逆に割高になってしまう
PIX-MT100は格安SIMをセットで使います。
そして、格安SIM(データSIM)の10GBの相場は約2,300円前後になります。
ただし、これ以上になると、WiMAX2+やFUJI Wifiの月額料金の方が割安になってきてしまうんです。
契約先 | 容量 | 月額料金 |
楽天モバイル データSIM | 30GBプラン | 5,450円 |
マイネオ データSIM | 30GBプラン | 5,900円 |
FUJI Wifi | 200GB | 4,800円 |
WiMAX2+ | 無制限 | 約3,500円 |
現状、格安SIMはスマホでの利用が大半なので、10GB以下であればキャリアよりも安く使えるベストアイテムですが、車載Wi-Fiはイコール大容量が前提になってくるのでデータ量をたくさん使う方には向きません。
1人でちょっとした作業にはPIX-MT100などのドングルタイプは最適

車内で取引先にメールを出したい、資料を確認したいという方や、僕みたいにちょっとした記事の修正をしたい時にサクっと挿して使えるドングルタイプは最適です。
こういったちょっとした作業の場合は大きなデータ容量を使わないので、SIMフリー機器×格安SIMはコストを抑えて使うことが可能です。
レビュー記事もありますので、ドングルタイプが気になった方はぜひ参考にしてくださいね。
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クルマ用Wi-Fiとして活用その④ 余ったスマホを格安SIMで使う

こちらはちょっと番外編になってしまいますが、余っているスマホに格安SIMを挿せばモバイルルーター代わりとして活用することが可能です。
ですが、そうそうスマホが余っているという方も稀だと思うので、もし余っている方は「こういった使い方もできるよ」という予備知識として覚えて頂ければと思います。
まとめ:使い方は人それぞれだが、車載Wi-Fiで使うならモバイルWi-Fiルーターがおすすめ!
クルマ内でWi-Fi空間を作る方法は色々ありますが、
- 車載Wi-Fiとして使うを前提にする
- 容量はある程度使う
- 誰でも簡単に使える
を前提に考えると、モバイルWi-Fiルーターに落ち着きます。
僕も最初は「そこまでデータ容量使わないかなー」と思っていたのですが、先日FUJI Wifiを使って改めて家族のお出かけを計測したら、1日で平気で5GBほど使いました。
レビューもあるので、家族での利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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また、気軽に試してみたいというのであれば、FUJI Wifiなら1ヵ月単位でレンタルが可能なので、縛り期間や違約金の心配がないので、モバイルWi-Fiルーターが初めての方にオススメです。
