「SIMロック解除」という言葉をキッカケに格安SIMの存在を知った方も多いかと思いますが、
- そもそもSIMロック解除ってなに?
- SIMロック解除をしないと格安SIMは使えないの?
- iPhoneってSIMロック解除できるの?
- SIMロック解除ってどうやるの?
といった感じでいまいちピンときていない方も多いかと思います。
そこでこの記事では、人気のiPhoneにフォーカスして「iPhoneとSIMロック解除の関係性」について解説したいと思います。
現在お使いのiPhoneを格安SIMに乗り換えること自体はノリと勢いでもできますが、「SIMロック解除についてちゃんと知りたい!」という方はぜひ参考にして頂ければ幸いです。
既に使いたい格安SIMが決まっている方(気になっている方)は各MVNOごとのレビューを参考にしちゃってくださいね。
・UQモバイルの申し込み手順
・Y!mobileの申し込み手順
・IIJmioの申し込み手順
・楽天モバイルの申し込み手順
・マイネオの申し込み手順
・LINEモバイルの申し込み手順
目次
まずはSIMロック解除についておさらいしよう
まず元々の話ですが、大手キャリアと呼ばれるドコモ・au・ソフトバンクの3社には表からは見えないけれども、実は他者のSIMカードを受け付けないように「SIMロック」という鍵のようなものがかけられています。
- ドコモのiPhoneはドコモでしか使えない
- auのiPhoneはauでしか使えない
- ソフトバンクのiPhoneはソフトバンクでしか使えない
という感じです。
後は、今はあまり見かけないけど、一時期数万円のキャッシュバックをやってた時があったじゃない?キャッシュバックだけもらって他の会社で使えたらせっかくのキャッシュバックが無駄になっちゃったりもするよね
これは色々な意見がありますが、2015年5月に総務省から「ユーザーにはちゃんと利用するところを自由に選ばせないとダメだよ。」というお達しがあり、一定の条件をクリアすればどのキャリアもSIMロックという鍵を解除できるようになりました。
これが「SIMロック解除」になります。
SIMロック解除をキッカケに格安SIMが一気に広まった
iPhoneのSIMロック解除をすればキャリアの鍵が外れるので、「SIMフリー化(SIMロックがかかっていない状態)」となります。
★ちなみに、Apple Storeで販売されているiPhoneは最初からロックがかかってない状態のSIMフリー版(セルラーモデル)となります。
SIMフリー状態になったiPhoneにより、通信事業社が自由に選べるようになりました。
これをキッカケに「楽天」や「UQコミュニケーションズ」など大手がキャリアの通信回線の一部を借りて、独自の料金プランやサービスを盛り込み割安でユーザーに提供するようになったのが「格安SIM」です。
格安SIMの仕組みがキャリアと若干異なる部分もあり、「キャリアメールが使えない」「実店舗が少ない(または無い)」といったデメリットも挙げられますが、使用感自体はほとんど変わらないまま毎月のスマホ代が半額以下になる点で人気を集め一気にメジャーとなりました。

主な格安SIMのデメリットについては「ココだけは抑えよう格安SIMに乗り換える前にデメリットを丁寧に解説するよ」で内容と対処法を紹介しています。
現時点では大中小合わせて500社を超えると言われています。
全てのiPhoneはSIMロック解除できるのか?
iPhoneの場合はiPhone6s以降が対象だよ
SIMロック解除は2015年5月に開始されたので、対象となるiPhoneはその日以降に発売されたシリーズが対象となります。
iPhoneであれば以下図のようにiPhone6s以降に発売された全てのiPhoneがSIMロック解除対象端末です。

キャリア別のSIMロック解除の手順について
SIMロック解除は各キャリア一定の条件を満たせばSIMロック解除を行えます。
SIMロック解除の方法は「オンライン」と「店舗」の2種類がありますが、店舗で解除してもらうと3,000円の手数料がかかってしまうので、オンラインから自分で解除しちゃいましょう。
各社のSIMロック解除方法は次の記事で紹介しています。
- ドコモ→「ドコモのSIMロック解除方法をわかりやすく解説するよ」
- au→「auのSIMロック解除方法をわかりやすく解説するよ」
- ソフトバンク→「ソフトバンクのSIMロック解除方法をわかりやすく解説するよ」
無理にSIMロック解除をする必要はないが、デメリットはないのでSIMロック解除できる人はやってしまおう
ここまでiPhoneのSIMロック解除について解説してきましたが、無理にSIMロック解除をしなくても格安SIMはちゃんと使えます。
格安SIMはキャリアから回線をレンタルして、事業を運営していますので、回線が同じであればSIMロックを解除せずに乗り換えすることが可能です。

SIMロック解除するメリットはなに?
例えば、ドコモ版のiPhone7をドコモ回線を扱う楽天モバイルであればそのまま利用できますが、今後au回線のUQモバイルを使いたくなった時はSIMロック解除が必要となります。
ですが、SIMロック解除はキャリア解約後90日を過ぎるとできなくなってしまうのでこの先、色々な格安SIMを使ってみたい方はキャリア契約中にSIMロック解除をしておきましょう。
また、SIMロック解除は内部的な部分になるので、表からは一切わかりませんし、SIMロック解除を行ったからといって何かできなくなるというデメリットはありません。
SIMロック解除できないiPhone6より以前のシリーズは格安SIMは使えないのか?
SIMロック解除できないiPhoneだってちゃんと格安SIMは使えるだ!
これはよく誤解されがちですが、SIMロック解除とは本来異なる通信事業社間を使えるようにするための作業となります。
格安SIMを扱うMVNO(通信事業社)はキャリア回線の一部をレンタルして、それをユーザーに提供してる仕組みとなっています。
この事から、同回線同士であれば基本SIMロック解除をしなくてもSIMカードを挿し換えるだけで、格安SIMは使えるようになっています。

例えば、IIJmioの端末動作確認一覧で確認してみましょう。
↓ ↓
(2020年5月時点の確認結果)
まとめ:SIMロック解除ができるiPhoneも、できないiPhoneもちゃんと格安SIMは使えるよ
「格安SIM」と「SIMロック解除」は同じ時期に出現した言葉なので、初心者の方は情報が混ざってしまってややこしくなっている方が多いかもしれませんね。
最後にSIMロック解除についてまとめました。
1.iPhone6s以降が対象
2.異なる回線の格安SIMを使いたい人
1.iPhone6以前のシリーズを使っている人
2.同じ回線の格安SIMを利用する人
格安SIMが初めての人は、同じ回線を扱う格安SIMを選んだ方がスムーズにことが運ぶのでオススメですよ。
キャリア別で格安SIMの申込み手順は次の記事で詳しくまとめていますので、参考にしてくださいね。
MVNO別に確認したい方はこちらからどうぞです↓
・UQモバイルの申し込み手順
・Y!mobileの申し込み手順
・IIJmioの申し込み手順
・楽天モバイルの申し込み手順
・マイネオの申し込み手順
・LINEモバイルの申し込み手順
最新のキャンペーンを知りたい方はこちらでまとめています↓