このページでは、ソフトバンク回線を扱っている格安SIM(MVNO)について初心者の方でも分かりやすくまとめました!
・現在ソフトバンクだけど、格安SIMに乗り換えたい人
・ソフトバンク版iPhoneを格安SIMで使いたい人
・中古でソフトバンク版iPhoneを購入して格安SIMで使いたい人
これらに該当する方は是非参考にしてください!
目次
ソフトバンク回線を使った格安SIMの特徴
ソフトバンク系の格安SIMは2017年から出始めてまだ歴史が浅い格安SIMです。
そのため、ドコモ系やau系よりも取り扱っているMVNOは少ないですが、これまでソフトバンク版のスマホを格安SIMで使うには必ずSIMロック解除が必須だったので、ソフトバンクユーザーにとっては吉報ですね
また、2018年7月にはLINEモバイルやマイネオもソフトバンク回線の取り扱いがスタートし、ドンドン選択肢の幅が広がりつつあります。
ソフトバンク回線の格安SIMの特徴は以下の4つ。
- SIMロック解除対象外のiPhone6以前の機種でも使える
- 一部の料金プランがドコモ系・au系よりも1.3倍ほど割高
- iPhone専用SIMがメイン
- 一部データ繰越サービスがない
一番注目するのが「SIMロック解除対象外のiPhoneが使える」です。
ソフトバンク版のiPhone 6s以降はSIMロック解除を行えば、ドコモ系やau系の格安SIMが使えます。
ですが、iPhone 6より以前はSIMロック解除対象外&ソフトバンク系の格安SIMがない。という理由で諦めるしかありませんでしたが、ソフトバンク系格安SIMの登場により全て使えるようになったのは当時多きなニュースでした。
ただし、まだ歴史が浅いためか料金はドコモ系・au系と比較すると1.3倍ほど割高となっています。例えばドコモ回線の楽天モバイルのデータSIMは3GBで900円/月に対して、3GB1,500円前後と割高となっています。
プラン | ドコモ・au系SIM | ソフトバンク系SIM |
3GB | 約1,600円 | 約2,000円 |
5GB | 約2,200円 | 約3,000円 |
また、対象がiPhone専用に特化している格安SIMがほとんどで、ソフトバンク版のAndroidはワイモバイルで利用するのが基本となっています。
この料金と対象端末にまだ課題は残りますが、格安SIM業界自体急成長しているので今後に期待ですね
ワイモバイル
こちらもCMでお馴染みのソフトバンク回線を使った事業社になります。
ワイモバイルは正確には「MVNO(格安SIM会社)」ではなく、独自の自社回線を持っている「MINO」という部類になります。料金体系が格安SIMと似ていることから、巷では「格安SIM」の括りで言われています。
ワイモバイルのチェックポイント
- サービスエリアが広い
- 通話無料サービスが基本料に組み込まれている
- 持込み端末の場合はSIMロック解除が必要
- タダ学割など学生に優しい
- キャンペーンに注目!
ワイモバイルはSoftBankのネットワークを利用していますが、旧サービスのイーモバイルやWILLCOMの通信網も使われているので、安全で快適な高速通信を幅広いエリアで使えます。
実際に格安SIMとは少し異なるので通信速度は爆速です。
他にもY!mobileの速度計測レビューもありますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです。
https://sim-chao.com/ymobile-speed/
この後の料金プランでも触れますが、ワイモバイルはプランにかけ放題が組み込まれており、10分以内の通話が何度でも無料と電話をかける機会が多い方でも安心です。
その他にも18歳以下を対象にタダ学割や不定期でキャッシュバックキャンペーン、Tポイント大量取得キャンペーンなども行われるので、キャンペーン情報だけはチェックしておきましょうね。
https://sim-chao.com/ymobile-simwari/
ワイモバイルの料金プラン
プランS | プランM | プランL | |
データ容量 (1年目) | 3GB (4GB) | 15GB (18GB) | 25GB (28GB) |
月額料金 | 1980円 | 2980円 | 3780円 |
家族割or光割引 | -1080円 | ||
家族割or光割引時の月額料金 | 900円 | 1900円 | 2700円 |
通話 | 30秒/20円 | ||
10分かけ放題 | 700円/月 | ||
完全かけ放題 | 1700円/月 | ||
通信 | 4G/5G | ||
データ超過時 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
ワイモバイルの料金プランはデータ通信量に応じてS・M・Lの3種類から選べるシンプルなプランです。3つしかないので誰にでも分かりやすいのが特徴。
僕自身はスマホプランMを使っていますが、外出先で動画を見ないのであればプランSでも十分だと思います。
ワイモバイルで使える端末について
ワイモバイルではSIMロック解除されていないソフトバンク版iPhone・Androidは利用できません。利用するには以下の3つが選択肢となります。
- SIMフリー版
- SIMロック解除された端末
- 端末とのセット購入
ワイモバイルはSIMのみの申し込みも可能なので「持込み端末」でも使えますが、対象端末はSIMロック解除が完了している端末かSIMフリー端末しか基本使えません。
また大手キャリアで購入したキャリア版でもSIMロック解除を行った端末で、ワイモバイルの動作確認機種に記載されているのであれば問題なく利用できます。
マイネオ
LINEモバイルと同時期にマイネオもソフトバンク回線の取り扱いが開始されました。
- ソフトバンク版iPhone5以降はSIMロック解除不要
- ソフトバンク版iPadは全機種SIMロック解除不要
- 料金は既存のドコモ回線・au回線よりも少し高め
ソフトバンク版のiPhone・iPadのSIMロック解除不要の幅が広い!
マイネオは元々、動作確認端末数が業界一でも有名ですが、ソフトバンク回線でも幅広い機種がSIMロック解除不要で使えます。
特にソフトバンク版iPadは「初代」を含めた全機種対応となっていますので、中古を購入してコストパフォーマンスを上げることも可能ですね。
Androidスマホに関しては2017年8月以降に発売された機種であればそのまま利用できますが、それ以前はSIMロック解除が必要となります。
b-mobile
ソフトバンクSIMの代名詞でもあり、僕自身もお気に入りの格安SIMです。
b-moibleの特徴は、それぞれ用途に合った4つSIMカードが用意されています。その4つは以下の通り。
- 990ジャストフィットSIM
- スマホ電話SIM
- 開幕SIM
- 190PadSIM
「990ジャストフィットSIM」と「スマホ電話SIM」は共に「音声通話SIM」になります。
この2つの違いは、かけ放題(5分以内の通話が何度でも無料)が付いているかどうか。になります。5分かけ放題付きを希望するのであれば「スマホ電話SIM」を選択しましょう。
「開幕SIM」や「190PadSIM」は、インターネット専用の「データSIM」です。データSIMは最低利用期間や違約金は一切かからないので、ソフトバンク版のiPadや使わなくなったSoftBank版のiPhoneで使ってお子さんに使わせている方も多いです。
維持費も安いから「電話番号はまだ必要ない」っていう考えなら中学生はデータSIMで十分だね
190PadSIMは、iPad専用のデータSIMです。因みに190PadSIMは「990ジャストフィットSIM」・「スマホ電話SIM」と同じく使ったデータ容量で月額料金が決まる段階制プランを採用しています。
iPadは使う方によりますが、スマホと違って毎月の使用頻度が異なりますので一般的な固定の料金プランだと全然使わない時はムダになってしまいます。
ですが、段階制プランなら全然使わない月なら200円前後で収まるので、維持費がとても安いんです!
b-mobileのチェックポイント
- SIMロック解除不可のiPhone6以降でもMNP乗り換えが可能
- iPhone 5~iPhone Xまで使える
- テザリングが使える
- ドコモ回線も選べる(その際はSIMロック解除が必要)
iPhone 6s以降ならSIMロック解除を行いSIMフリー化すればドコモ系SIMやau系SIMを使うことができましたが、それ以前のiPhone 6はSIMロック解除ができないため格安SIMでの運用を諦めるしかありませんでした。
ですが、b-mobileの登場によりそれも解消されソフトバンク版iPhone 6をお使いの方でもb-mobileのSIMカードを挿し換えるだけで格安スマホとして使えるので既存ユーザーにとっては吉報ですね
b-mobileの料金プラン
■990ジャストフィットSIM
データ使用量 | 月額基本料 |
1GBまで | 990円 |
2GBまで | 1,490円 (以降10GBまで 1GB毎に500円ずつ) |
3GBまで | 1,990円 |
4GBまで | 2,490円 |
~ | ~ |
10GBまで | 5,490円(以降1GB毎に350円ずつ) |
~ | ~ |
15GBまで | 7,240円 |
ソフトバンク版iPhone6s以降ならSIMロック解除すれば選択肢の幅がもっと広がるよ
ソフトバンク版のiPhone6s以降であればSIMロック解除(SIMフリー化)が行えます。
SIMロック解除を行いSIMフリー化すればドコモ系・au系の格安SIMも利用です。
SIMロック解除自体も5分程度で簡単にできますし、もちろんAndroid端末も対象です。デメリットはありませんので解除できる方はやっておいて損はありませんよ。
ソフトバンクのSIMロック解除の条件
ソフトバンクのSIMロック解除条件は以下の通りです。
- SIMロック解除機能を搭載していること
- 「分割払い」の場合、購入日から101日が経過している
- 「一括払い」の場合、支払確認が取れている
- 故障や水漏れがない
- 代金未払いや盗難品などの理由でネットワーク利用制限がかかっていない
- 契約者本人であること
分割払いであれば購入日から101日過ぎていれば支払中でもSIMロック解除はできますし、あまりいませんが、一括購入であれば即日SIMロック解除が行えます。
また、安心遠隔ロックなど機能制限のあるサービスを、契約時にオプションで追加している人は事前に解約をしておきましょう。
既にソフトバンクを解約してしまっている場合のSIMロック解除条件について
既にソフトバンクを解約してしまっている人のSIMロック解除の条件は通常とは異なります。
- 解約後90日以内
- 契約者本人
- 店頭での解除のみ
- 事務手数料3,000円(税抜)が必要
解約後は90日以内の本人のみしか解約できませんので、中古で購入する際は予めSIMロック解除がされているかどうか確認しましょう。
解約してからだと色々制限がありますので、解約する前にSIMロック解除をしてしまった方が得策です。
実際のSIMロック解除手順は別ページで実際の画像つきで詳しく解説していますので、そちらを参考にしてくださいね。
まとめ
以上がSoftbank回線を扱っている格安SIMの紹介でした。
iPhone6s以降であればSIMロック解除ができちゃいますし、手順も簡単なのでチャレンジして欲しいところですが、上記で挙げたマイネオやLINEモバイルのソフトバンク回線プランを選択すればSIMロック解除なしでもそのまま使えます。
また、毎月行われているキャンペーンを絡めるとより運用コスパが上がるので、申し込み前は必ず最近のキャンペーン情報もチェックしておきましょう