この記事では、IIJmioのeSIMをiPhoneで実際に使ってみたので、申込み手順や設定方法、利用に当たっての注意点をまとめました。
IIJmioではeSIMプランの利用がスタートしています。(※因みに現時点では「データ通信専用SIMのみ」のベータ版となっています。)

せっかく僕もiPhone11に機種変更したので、今回前から気になっていたIIJmioのeSIMを使ってみることにしました!
自分で言うのも何ですが、申込みから~設定手順の全てを完全網羅しているので、この記事を読みながら進めて頂ければ迷うことはありません!!
目次
IIJmioが提供している「eSIM(イーシム)」とは
従来のスマホの中には小さい「SIMカード」と呼ばれる、情報が書き込まれているカードが内蔵されています。
ですが、eSIMはこのSIMカード自体がなく、オンラインから必要なプログラムをダウンロードするだけで使えるようになっちゃいます。
↓ イメージ図 ↓

IIJmioで使えるeSIMの2つの条件
また、IIJmioのeSIMをキャリア版のiPhoneで利用するには以下2つの条件が必要です。
- 事前にSIMロック解除し、SIMフリー化しておく
- eSIMに対応している端末のみ
eSIMに対応しているiPhoneシリーズ
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro MAX
- iPhone XS
- iPhone XS MAX
- iPhone XR
↓各キャリアのSIMロック解除手順はコチラ↓



Appleストアで購入したSIMフリー版であれば特に問題はなく、eSIMに対応しているシリーズであればOKです。
IIJmioの「eSIM」がオススメなのは、こんな人
これは先に結果論になっちゃいますが、実際に僕が使った感想だと一番メインの使い方はやっぱり、
キャリアユーザー+IIJmio eSIM
だと感じました。

キャリアですと、2019年10月以降新料金プランになっても基本のデータ料金は未だ格安SIMと比較すると高額なのは一目瞭然です。
根本的にキャリアから格安SIMに乗り換えてしまえば済むことですが、中には「やっぱり大手のキャリア回線を使いたい!」という方も多いでしょう。
ですが、IIJmioのeSIMであれば、メイン回線はキャリアのままにして、普段使うデータ通信をIIJmioのeSIMで使う。という形が可能になります。
これは以下の様なメリットが多いので、「キャリアで使いたいけど、月額料金を安くしたいなー」という方にピッタリですね!
- キャリア回線は使い続けたい人!
- でも月額料金を少しでも下げたい人!
- 格安SIM自体を試してみたい人!
いざという時は、一時的にキャリア回線に戻すことも簡単ですし、ハードルが高いと感じていた格安SIMもキャリア回線を残しつつ、格安SIMを試せるというのも大きなメリットだと感じました。
IIJmioのeSIMに申し込んでみたよ!
ここからは、実際に僕が申し込んだIIJmio-eSIMの申込み手順を紹介していくので一緒に確認していきましょう!
まずは、以下のキャンペーンが適用されるeSIM専用ページから申込みます。
↓ ↓
ほとんどの方が初めて申し込むと思うので、「mio会員登録お申込み」をタップして進みます。

以下2点は、eSIMを申し込む際に必要になるので予め準備しておきましょう。
- 引落し用のクレジットカード
- IIJmioで登録するメールアドレス
↓ ↓
準備ができたら以下2箇所の同意にチェックを入れて「次へ」と進みます。

↓ ↓
最初に「大容量オプション」の選択がありますが、お試し感覚なので[追加しない]にチェックを入れます。その他追加オプションも僕には必要なかったのでスルーしました。

↓ ↓

↓ ↓
続いてそのまま、IIJmioに登録する基本的な個人情報を入力していきます。

先に進むと、途中上図のように[登録メールアドレス]という箇所があります。
そこにIIJmioで登録するメールアドレスを入力すると、認証コードが送られてくるので、そちらを赤枠の[認証コード]枠に入力すればOKです。

↓ ↓

↓ ↓
後は、今後IIJmioのログインで使う任意の「mioパスワード」と毎月利用料金が引落しになるクレジットカード情報を入力後、「次へ」と進みます。

↓ ↓
最後は「契約者本人」にチェックを入れ、利用規約を確認したらチェックを入れて「この内容で申し込む」で完了となります。

↓ ↓
申込みが完了すると4つほどIIJmioからメールが届きます。その内の1つにご自身の「mioID」が記載してあるので確認しておきましょう。

IIJmioのeSIMのアクティベーション設定をしよう!
申込みが完了したら、メール内に記載されている「アクティベーションコード」のURLから進みます。

↓ ↓
流れに沿って進んでいくとUQコードが表示されるので、そちらのUQコードを利用するスマホで読み取ります。

※利用中のスマホから直接は読み込めないので、IIJmioのeSIMを利用する場合は「スマホ+PC(スマホ)」といった複数のデバイスが必要になるので注意しましょう!
↓ ↓
UQコードを読み込んだら簡単な初期設定をしていきます。
「モバイル通信プランを追加」>「モバイル通信プランの名称」はそのままの状態で、「続ける」をタップして先に進みます。

↓ ↓
「iMessage、FaceTime、Apple IDに追加」と「デフォルト回線」は主回線を選んでそのまま進みます。

↓ ↓
今回、肝心の「モバイルデータ通信」は副回線にチェックを入れておきます。

以上で全ての設定は完了です!
設定が完了すると、iPhoneに主回線とIIJmioのeSIM(副回線)が表示されます。

主回線とeSIM(副回線)を切り替えて使い分けることも可能だよ!
全ての設定を済ませれば、通話は主回線(キャリア回線)、データ通信はIIJmioのeSIM(副回線)として使えるようになります。
ただし、これはその時の状況によって切り替えることも可能です。

1つ注意としては、この切替は手動になるので主回線に変更したのを忘れて使うと、ずっとキャリア回線を使っていることになるので、eSIMの意味がなくなるから注意しましょうね!
これでIIJmioでeSIMを使う手順は全て完了です!!
申込み後はマイページで申込み内容や状態を全て確認することができます。ほとんど見ることはありませんが、利用開始後に一度はサラっと確認してみてくださいね。

eSIMの解約手順について
最後はeSIMの解約手順です。といっても「eSIM」の解約はとっても簡単です。
IIJmioへログイン後、マイページを少し下の方にスクロールすると「解約手続き」へ進む箇所があります↓

後は、「内容確認」>「規約確認」>「解約確定」の数クリックでeSIMは解約完了となります。

また、IIJmioは月末に解約手続きとなるので、その前に解約申込みをした場合は「解約の予約状態」となります。
また、eSIMは物理的のSIMカードがないので、特に何もする必要はありません。
解約手続きが実行されたら、プロファイルを削除しよう!
解約月を過ぎると自動的に処理が行われるので、翌月にはアンテナピクトが「圏外」になります↓

不要になったプロファイル削除は設定の「モバイル通信」から行います。
下画像の「副回線」部分が今回利用していたeSIMなので、そちらをタップして「Carrire」の最下部にある「モバイル通信を削除」をタップします。

↓ ↓

次の画面で「Carrierプランを削除」をタップすればOKです。
IIJmioのeSIMのサービス概要

- ライトスタートプラン6GB(eSIMベータ版)
- データ通信専用
※音声通話機能やSMS機能を付帯することはできません。
IIJmioのeSIMに関する内容一覧(税抜表示) | |
月額料金 | 1,520円 |
データ容量 | 6GB |
初期費用 | 3,000円 |
SIM発行手数料 | 200円 |
SIMプロファイル再発行手数料 | 2,000円 |
利用回線 | ドコモ回線 |
テザリング | 利用可能 |
通信速度 | 上り最大131.3Mbps 下り最大1288Mbps |
データ繰越 | 当月余った分は翌月末まで繰り越し |
申込みの時点でeSIMの契約にかかる諸経費は全て表示されます。

利用可能なキャンペーン※終了しました

現在、IIJmioのeSIMは、2019年10月31日 23:59まで以下2つのキャンペーンを実施しています。
- 初期費用1円
- 月額利用料3ヵ月間 1,000円割引
IIJmioでeSIMが使える利用可能端末(iPhone)について
2019年11月時点でeSIMに対応しているiPhoneシリーズは以下のとおりです。
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro MAX
- iPhone XS
- iPhone XS MAX
- iPhone XR
また、キャリア版(ドコモ・au・ソフトバンク)で利用する場合は全てSIMロック解除が必要になります。

実際にIIJmioのeSIMを契約した管理人の感想まとめ
僕自身がIIJmioのeSIMを申込んで使うまで感じた感想を挙げておきます。
申込から利用開始までがメッチャ速いっ!!
色々なSIMカードを契約した自分だから余計に速くたのかもしれませんが、一般的な格安SIMはオンラインで手続きをし、その後SIMカードの到着を待つ形になるので、最速でも2日は必要としました。
ですが、IIJmioのeSIMは事前にクレジットカードを準備しておけば、わずか15分もあれば完了しちゃいます。
完全にeSIMの時代になれば、もう自宅にいながら簡単に好きな通信事業者へシフトチェンジできるんでしょうね!楽しみです!
IIJmioのeSIMサービスは6GBプランのみ
重複になりますが、IIJmioのeSIMは6GBプランのみです。
まだベータ版ということなので、今後は音声通話機能のeSIMや複数のプランが登場するかもしれませんが、現状で提供しているのは6GBのみとなります。
僕は毎月それほどデータ通信量を使わないので、6GBでも十分ですが通常のIIJmioプランのように3GBプランなどあってもいいかなーとは感じました。今後に期待ですね。
データ通信のみ対応
IIJmioのeSIMはデータ通信のみで提供されています。
データ通信専用なので、音声通話を追加したり、SMSを付けることはできません。
完全にデータ通信のみで使えるサービスです。
近い将来、音声通話SIM対応のeSIMサービスが始まれば、2つの回線を使い分けるといった、仕事とプライベート的な使い方が可能になりますが、現状ではキャリアをメインに使い、インターネット回線のみサブ的な形でIIJmioのeSIMを使う。という位置付けとなります。
UQコードの読み取りはスマホからできないのは痛い!
eSIMの申込み完了後は、メール宛てに届くQRコードを読み取ります。
ですが、これはスマホから表示させて読み取ることができません。
一般的なQRコードであれば、QRコードをスクリーンショットで保存して、アプリで写真から読み込むということが可能ですが、IIJmioのeSIMのQRコードは形式が異なるので読み込むことができません。
つまり、IIJmioのeSIMを利用開始するには必ずPC環境が必要になる。ということです。

今回、手順を全てご紹介したので長くなりましたが、実際にやってみると凄く簡単でスピーディです!
SIMカードが届くまでの時間が短縮されるのもeSIMならではだと感じました。
初めての方は最初戸惑う箇所もあるかと思いますが、この記事を読みながら進めて頂ければ迷うことはありません!
一度eSIMをセットしてしまえば、以降は簡単に利用できますし、複数の回線を使い分けて、月額料金を節約したい人には推奨します!!