
現在au版のiPhoneやAndroidを使っている方で格安SIMへの乗り換えを検討している方なら、au回線を使った格安SIMであれば基本SIMロック解除不要で利用できます。
この記事ではauユーザーが格安SIMへ乗り換えたいけど、どこの格安SIM会社を選んだら良いのか分からないという方に向けた特化ページになります。
同時にau回線の格安SIMを利用するにあたっての注意点も一緒に解説していきますので参考になれば幸いです!
目次
au回線を使った代表的な格安SIM(MVNO)
現在(2021年3月)の時点でau回線を扱っている代表的な格安SIM会社は以下のとおりです。
- マイネオ
- UQモバイル
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
また、当サイトのコンセプトは実際に僕自身が利用したことがある格安SIMのみを掲載しています。なので、au回線で比較するのはマイネオとUQモバイルがメインになります。
マイネオとUQモバイルは共に知名度的にはMAXでとても優秀ですし、僕自身も満足しているので正直この2社から自分に合った方を選べば良い。と感じています。
(※今後も新しいau回線を試した追記していきます。)
マイネオ

ドコモ系格安SIMでも登場しているマイネオになります。2018年4月には100万回線を突破し、メキメキと知名度を上げau回線を代表する格安SIMへと育っています。
現在マイネオでは、「nanoSIM」と「au VoLTE SIM」の2種類が用意されています。
au版iPhoneはシリーズごとに使えるSIMタイプとSIMロック解除の有無が分かれていますので、申込み前には必ず「動作確認端末一覧」で確認が必要です。

au系の格安SIMはVoLTEの登場により、少しややこしくなりましたがSIMタイプさえ間違わなければ特に難しいことはありません。当サイトでは実際にauからマイネオに乗り換えた一連の流れを全て画像付きで解説していますので、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いです。
マイネオの料金プラン(Aタイプ)
データ容量 | シングルタイプ (データSIM) | デュアルタイプ (通話SIM) |
500MB | 700円 | 1,310円 |
1GB | 800円 | 1,410円 |
3GB | 900円 | 1,510円 |
6GB | 1,580円 | 2,190円 |
10GB | 2,520円 | 3,130円 |
20GB | 3,980円 | 4,590円 |
30GB | 5,900円 | 6,510円 |
キャリアから電話番号ごとマイネオに乗り換えるのは「デュアルタイプ」を選びます。
毎月の支払金額は通話料で若干異なりますが、3GBプランの契約であれば月額2,000円以下で運用が可能です。

マイネオのおすすめポイント
- au回線を使用しているので、基本的にはauで購入したスマホは使える
(※VoLTE対応のSIMを利用している場合はSIMロック解除が必要) - 500MBから30GBと豊富なプランが用意されておりニーズに合わせやすい
- 10分かけ放題オプションがある(他社の5分かけ放題と同額の料金で使える)
- フリータンクやパケットギフトによる助け合いのシステムを導入
- エントリーパッケージを使えば初期事務手数料が無料
- サポート面はトップクラス!
- 動作確認端末数も業界一!
料金プランやかけ放題オプションに関しては他社と大差はありませんが、マイネオの強みは基本以外のサポート面に力を入れています。
格安SIMは実店舗が少ない(またはない)のがデメリットの1つに挙げられます。そういった不安をサポートするようにマイネオではチャット機能、電話サポートなどいち早く導入し、ちょっとした疑問にも丁寧に対応してくれます。
フリータンクやパケットギフトなど独自のサービスも導入し、パケットを無駄にしない努力も積極的に行っています。
また、「いま使っているスマホが希望する格安SIM会社で対応しているかどうか」の目安になるのが各会社に用意されている「動作確認端末ページ」です。

マイネオはその確認されている端末数がドコモ端末300種類、au端末100種類と業界一なので、既存のスマホを格安SIMで使いたい方は真っ先にチェックするMVNOです。
マイネオセット購入できるSIMフリースマホについて

マイネオではSIMカードと一緒に人気のSIMフリースマホも購入可能です。
格安SIMに乗り換える際に端末も新しく買い換えようという方も多いですが、au回線の場合はauの対応バンドに対応しているSIMフリースマホを選びます。
初心者の方は対応バンドは少しハードルが高いので、別々に購入するのは個人的にあまりお勧めしていません。
マイネオで用意されているSIMフリー端末のは多くはありませんが、全てauの対応バンドに対応していますので、端末も購入希望の方はセット購入の方が安心です。
また、不定期ですが月額料金が割引されるキャンペーンも開催されるのでタイミングが合った時は是非活用したいですね
マイネオの注意点
- 端末によってSIMタイプとSIMロック解除の有無が混合している
- au回線の場合、iPhoneではテザリングが使えない
- 3G回線での利用は不可
基本的にauで購入したスマホはマイネオのAプランであればSIMロック解除を行わなくてもSIMカードを挿し換えるだけで使えますが、「VoLTE SIM」の場合機種によってはSIMロック解除が必要となる場合があります。
■au版iPhoneシリーズ
nano SIM | VoLTE SIM | |
iPhone XR | – | SIMロック解除なし |
iPhone XS MAX | – | SIMロック解除なし |
iPhone XS | – | SIMロック解除なし |
iPhone X | – | SIMロック解除なし |
iPhone8/8 Plus | – | SIMロック解除なし |
iPhone7/7 Plus | SIMロック解除必要なし | SIMロック解除必要 |
iPhone SE | SIMロック解除必要なし | SIMロック解除必要 |
iPhone6s/6s Plus | SIMロック解除必要なし | SIMロック解除必要 |
iPhone6 | SIMロック解除必要なし | – |
iPhone5s | SIMロック解除必要なし | – |
iPhone5x | SIMロック解除必要なし | – |
iPhone 7/iPhone SE/iPhones 6sシリーズはnanoSIMとVoLTE SIMの両方が使えますが、VoLTE SIMを使う際にはSIMロック解除が必須となっています。
UQモバイル

CMでもお馴染みのKDDIの子会社に位置するのがUQモバイル。KDDIの子会社というだけあって通信速度はキャリア並の爆速で有名です。
また、格安SIMでは珍しい現金キャッシュバックを実施しています!
UQモバイルの料金プラン
※UQモバイルは2019年10月1日以降に「新料金プラン」へと変更になりました。「おしゃべり・ぴったりプラン」は旧プランは2019年9月末日までに申し込んだ方が対象です。
UQモバイルには大きく分けて3種類の料金プランが用意されています。
■くりこしプラン
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 1628円 | 2728円 | 3828円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ超過時 | 300kbps | 1Mbps | |
通話オプション | 月60分かけ放題:550円/月 10分かけ放題:770円/月 完全かけ放題:1870円/月 | ||
備考 | ・余ったデータ容量は翌月にくりこし可能 ・2021年4月分までプランM/Lはデータチャージが必要 ・旧プランからくりこしプランへの変更は可能だが、くりこしプランから旧プランへの変更は不可 ・「UQ家族割」「ギガMAX月割」は廃止 |
1つ上のスマホプランM(15GB)でも3,000円前後で収まるっスね
通話が少なく価格重視の方はデータ高速プラン・データ無制限プラン
※2021年4月よりデータプランは廃止になります。
くりこしプランには最初から「かけ放題・無料通話」が組み込まれているので、自分から電話をかけることが少ない方は「データ高速プラン」と「データ無制限プラン」がお勧めになります。
月額980円から使える安さと、シンプル料金なので分かりやすいですよね。また、最低利用期間は一般的な通話SIMと同じの12ヵ月間です。
データ高速プラン | データ無制限プラン | |||
通話SIM | データSIM | 通話SIM | データSIM | |
月額料金 | 1,680円 | 980円 | 1,980円 | 2,680円 |
通信量 | 3GB/月 | 月間データ通信量無制限 | ||
通信速度 | 下り最大225Mbps 上り最大25Mbps 3GB超過時は上下最大200Kbps | 送受信最大500Kbps | ||
最低利用期間 | 12ヵ月 | なし | 12ヵ月 | なし |
違約金 | 9,500円 | なし | 9,500円 | なし |
UQモバイルのおすすめポイント
- 安定したキャリア並の通信速度がウリなので通信速度を重視する方は一択
- au回線を筆頭にドコモ・ソフトバンク版もSIMロック解除すればそのまま使えるが一部SIMロック解除が必要
- かけ放題/無料が組み込まれてるプランがある
- iPhoneがセット購入できる
UQモバイルでは格安SIMの中でもトップクラスの通信速度を誇ります。

iPhoneシリーズも同回線のau版をメインに、ドコモ・ソフトバンク版もiPhone6s以降もSIMロック解除を行えば全キャリア使える柔軟さもGOOD!シリーズによってはテザリング機能も使えます。
UQモバイルで使えるiPhoneシリーズは別ページでまとめてありますので、そちらを参考にして頂ければ幸いです。
UQモバイルでセット購入できるSIMフリースマホについて

UQモバイルはau回線を使った格安SIMなのでauの対応バンドに対応しているSIMフリースマホがセット販売されています。
勿論ご自身で好きな機種を購入して、SIMだけをUQモバイルで申し込む事も可能ですが、ちゃんとauの対応バンドに適用しているかどうかを確認してから購入するようにしましょう。
また、UQモバイルではとiPhone SE2も扱っています。
UQモバイルは新学期シーズンになると18歳以下を対象にした「学生」に特化したキャンペーンも開催されますので、iPhone好きなお子さんにもおススメです。
BIGLOBEモバイル

元々BIGLOBEモバイルはドコモ系の格安SIMのみ取扱でしたが、2017年10月にKDDIの傘下に入ったことでau回線も取り扱うようになりました。
ただ現状(2018年5月)ではau回線での動作確認数が少なく、「どうしても私はBIGLOBEモバイルのau回線を使いたい!」という明確な理由がないのであれば、個人的には動作確認がしっかりとされている「マイネオ」や「UQモバイル」をおススメします。
BIGLOBE自体、ネット業界ではWiMAXなど信ぴょう性には長けていますので、今後格安SIMにも期待していきましょう
IIJmio(みおふぉん)

IIJmioは2016年10月にau回線の格安SIMが使えるようになったことからBIGLOBEモバイルよりは使える端末数は多いのですが、「全てau VoLTEに対応している。」「au/ソフトバンク共にSIMロック解除は必須」となっています。
端末の種類 | 条件 |
SIMフリー端末 | au VoLTE対応の機種 |
au販売の端末 | au VoLTE対応の機種 SIMロック解除可能の端末 |
ソフトバンク販売の端末 | au VoLTE対応の機種 SIMロック解除可能の端末 |
ドコモ販売の端末 | タイプDで使おう |
こちらもBIGLOBE同様、「どうしてもIIJmioでau回線を使いたい!」という明確な理由がない限り、個人的にはやはり「マイネオ」・「UQモバイル」をおススメしたいところですね。
auのSIMロック解除について
au回線を使う格安SIMは基本同回線であるauスマホであれば通常SIM(nanoSIM・microSIM)であればSIMカードを挿し換え、APN設定を行えばそのまま使えますが、VoLTE SIMの場合は一部SIMロック解除が必要となります。
このSIMロック解除対応機種は2015年5月以降に発売された機種が対象となっており、条件を満たせばネットから5分程度で行うことが可能です。
auのSIMロック解除条件
- 契約者本人であること
- SIMロック解除対象機種であること
- 機種購入から101日目以降であること
- 故障していないこと
- ネットワーク制限がかかっていないこと
代表的なSIMロック解除対象機種の一部
・Apple:6s以降のiPhone
・SAMSUNG:S6以降のGalaxy
・Sony:Z4以降のXperia
また、上記以外の機種(KYOCERAやSHARP、LG、HTC)でもauの公式サイトでSIMロック解除が可能かどうか調べることも可能ですし、各MVNOの動作確認端末一覧でご自身の機種が対応しているかどうかひと目で確認ができます。
SIMロック解除は何処からでもできますが、店舗で行うと手数料3,000円がかかってしまうのと店舗によっては待ち時間が2時間以上かかるところもあるので、僕はスマホ・PCからのSIMロック解除をおススメしています。
実際に行ったauのSIMロック解除は別ページで全て画像付きで解説していますので、そちらを是非参考にしてください!簡単に予習をしておけば5分程度で完了します。
au回線の格安SIMで口座振替に対応しているMVNOは?

格安SIM会社の月額料金の支払い方法は基本クレジットカードを採用していますが、au系格安SIMを取り扱うMVNOでも口座振替に対応しているとことはあります。
UQモバイル
UQモバイルでは新規契約に限り口座振替申込みが可能です。
都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・ゆうちょ銀行などほとんどの金融機関で口座振替に対応していますので、引落先では困りません。
キャッシュカードを持参し店頭で口座登録手続きを実施できますが、一部の金融機関では店頭登録ができず、後日郵送される口座振替依頼書に記入し返送する必要があります。
口座振替の手続きはクレジットカードよりも申込み完了まで1つ工程が増えますので、余程の理由がない限りクレジットカードでの申込みの方がスムーズに事が運びます。
ただし、新規申し込み・データSIMは口座振替は選択できない
UQモバイルで口座振替が選択できるのは、MNP乗り換え時が対象となり、新規申し込みやデータSIMの申し込みでは口座振替は選択することができません。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルでは、口座振替に対応していますがデータSIMのみ口座振替が可能です。音声通話SIMとスマホセットはクレジットカードのみとなっています。
また、口座振替を選択すると200円の手数料がかかりますが、「ビッグローブ光」「BIGLOBE光パックNeo with フレッツ」「BIGLOBE 光 with フレッツ」のいずれかを利用中の場合は手数料無料で口座振替が可能です。
申込みはネット上からできますが、口座振替は申込み後に専用の支払い方法登録申込み書に必要事項を記入し10日以内に返送しなければなりません。そこから口座振替が完了するまでの期間は10日前後となります。
まとめ
au回線の格安SIMは取り扱いはドコモ系と比べると多くはありませんが、マイネオやUQモバイルといった信ぴょう性が高いMVNOがありますので、心配する必要はありません。
au回線の格安SIMは、au版スマホの同回線でも機種によってはSIMロック解除が必要になる場合があるので、希望するMVNOへ申し込む際には必ず動作確認端末一覧をチェックしましょう。
その他、キャリアから格安SIMへ乗り換えるますと、
- キャリアメールは使えない
- キャリア公式アプリは使えない
といったキャリアメインのサービスはなくなりますが、代わりに月額料金が大幅に下がります。
どちらを天秤にかけるか最終的にはご自身の判断になりますが、毎月のスマホ代はこの先もかかる大きな固定費なので、検討する余地は十分にあると感じています。
また、毎月行われているキャンペーンを絡めるとより運用コスパが上がるので、申し込み前は必ず最近のキャンペーン情報もチェックしておきましょう